まくまく(@makumaku_camp)です!
キャンプの楽しみ方は人それぞれ。その中で焚き火はキャンプの代表的な楽しみの一つといって良いでしょう。
焚き火を囲みながらおしゃべりしたり、ゆっくりと過ごすのはとても贅沢な時間です。
今回は、焚き火の正しい知識としっかりとした準備ができるように以下の順番で解説していきます!
- 焚き火に必要な道具と準備
- 焚き火のやり方
- 焚き火で気をつけたい注意点
それでは順番にみていきましょう!
目次
焚き火に必要な道具と準備
まずは、焚き火に必要な道具。優先度の高いものから紹介していきますね。
薪
焚き火に欠かせないのが薪です。
ホームセンターやキャンプ場で手に入れることができます。
薪の種類は大きく2種類あります。
- 針葉樹(スギ・ヒノキ・マツなど)
- 広葉樹(ナラ・カシ・クヌギなど)
針葉樹(スギ・ヒノキ・マツなど)
針葉樹は火がつきやすいですが燃え尽きるのも早いです。そのため、焚き付け用や火力を上げたいときに使うのがオススメ!
広葉樹(ナラ・カシ・クヌギなど)
広葉樹は火がつきにくいですが長時間燃えるのが特徴。そのため、針葉樹から火を移して使うのがオススメ!硬いので薪割りに注意。
以上、2種類を組み合わせて使うのが理想です。キャンプ場やホームセンターでは針葉樹しか置いていないこともあるので事前に調べておいた方が安心です。
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ナイフや斧
購入した薪は切りそろえられた状態が多いので薪割りをしてサイズ調整が必要です。
こちらは”バトニング”(ナイフの背面を大きな薪で叩く方法)で薪を割っている様子。
“バトニング”なら小型ナイフでも大きな薪を割ることができるので、初心者はまずナイフから始めることをおすすめします。
使っているナイフはこちら。サイズ感がちょうど良く使いやすいです、そして価格が手頃なところもポイント!
焚き火台
焚き火台を使えばどこでも手軽に焚き火がはじめられます。今使っている焚き火台はベルモントの『TABI』
前に使っていた焚き火台が大きくて重かったので、高価ですがチタン製の超軽量モデルを選びました。重い焚き火台を運ぶストレスがなくなってかなり気に入っています!
種類が多くて悩むという人は、今までの色々使ってみて感じた”焚き火台を選ぶポイント”を参考にしてみてください。
- 許容できる重さを決める
- 小さすぎると薪割りが大変
- 収納時のサイズを確認する
許容できる重さを決める
焚き火台は重くなりがち。重すぎて持ち運びや準備が嫌になった経験があるので許せる範囲を決めておきましょう。
小さすぎると薪割りが大変
コンパクトなものは薪を入れるために細かくする必要があるので、ある程度のサイズは確保したほうが使い勝手は良いです。
収納時のサイズを確認する
使わないとき思ったより大きかったということがないように、どこに収納するかを考えてサイズを選びましょう。
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ライターと着火剤
火をつける時はライターやチャッカマンを使えばお手軽です。着火剤があれば火がすぐに消えてしまう心配もないので落ち着いて作業ができます。
着火剤は量の調節が不要で手軽な固形タイプがおすすめ。100均で3個入りの小分けになっているものを買うと良いでしょう。
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また、『FIRE LIGHTERS』という商品もおすすめです!マッチのように着火したあと、そのまま固形燃料として使える商品です。1つの商品で2つの役割とお得感があります。こちらもぜひ試してみてほしいです!
火バサミ
焚き火をするときに薪や火のついた着火剤を動かす時に使う道具が火バサミです。今使っているのがはこちらの火ばさみ。
アルミ素材なので軽量でコンパクト。とにかく荷物を軽くしたい人にかなりオススメです。
ただし、火バサミは長いものを選んだほうが手元が火から離れるので安全性が高くなります。また、大きな薪は重いので、強度のあるものを選ぶと曲がったり重さに負けないので使い勝手が良いです。
そんな場合は、こちらもオススメ。幅広い人が使いやすいサイズに設計されているので、まずはこちらから試してみるのもおすすめです!
火吹き棒
火吹き棒は、弱くなった火の勢いをつけるために使います。いつもこんな感じでやってます!
狙ったところにピンポイントで風を送れるので思ったよりも疲れずに火の勢いを強めることができます!うちわで扇ぐのは地味に疲れるのでこういうものがあると便利ですよ。
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焚き火シート
今、地面でそのまま焚き火ができるキャンプ場は減ってきているため、焚き火台や焚き火シートは必須レベルになっています。
焚き火シートは、耐熱性のガラス繊維で作られたシートです。焚き火シートを使う理由としては、
- 芝を焦がさないなど自然環境の保護
- キャンプ場を汚さない
- 焚き火の熱や火の粉による火災を防ぐ
などがあります。焚き火シートを使うとこぼれ落ちた灰や火の粉が集めやすいので、片付けも楽になりますよ。
焚き火シートは汚れやすく消耗品なのでどれを使ってもいいのですが、安価なモデルよりもこちらの商品は日本製で品質が高く感じるのでこちらを使っています!
耐熱グローブ
耐熱グローブは熱いものを扱うときにあると安心。焚き火の時に火バサミとあわせて使うとさらに焚き火が安全にできます!
少し薪を動かすだけなら火バサミよりもかんたんですが、耐熱とはいえ熱さは伝わります。ヤケドの原因になるので無理な使い方はしないように注意しましょう。
グローブは安全のため大きいサイズのものが多いので細かい作業には向きません。自分に合ったサイズを確認して選ぶようにしましょう。
火消し壺
薪や炭の燃えカスは火が消えたよう見えても中身はまだ燃えている可能性があります。そんなとき火消し壺があると、安全に消火、持ち運びができるようになります。
よくある火消し壺はこのタイプ。容器がしっかりしているので扱いやすいのがメリットです。
今は袋のタイプを使っています。火消し壺で荷物が大きくなるのが嫌だったので、軽量コンパクトを求めるならおすすめです!
耐熱性の素材なので炭を入れても溶けません。袋を閉じると燃焼をとめることができます。そのままキャンプ場のゴミ捨て場や家に持って帰るだけ。
熱さは伝わってくるので使うときは必ずグローブはつけるようにしています。
以上が焚き火に必要な道具と準備です。
焚き火のやり方を5ステップで解説
必要な道具が準備できたら、次は焚き火のやり方を解説していきます。手順は以下の通りです。
- 焚き火台をセットしよう
- 薪を組もう
- 火を着けよう
- 火を管理しよう
- 後片付けしよう
順番に解説していきます。
①焚き火台をセットしよう
まずは焚き火台をセットしましょう。
テントやタープ、木などから少し離れた安全な場所でやること。焚き火シートを敷けばさらに安全です。
②焚き火台に薪を組もう
焚き火台に薪を組んでいく順番は以下の通りです。
- 着火剤
- 小枝や枯れ葉など燃えやすいもの
- 細い薪
- 太い薪
まずは針葉樹の薪を使います。大きな薪にいきなり火をつけることはできないので、小さな薪から順に組んでいきましょう。
空気の通り道ができるように工夫しながら組んでいくと燃えやすくなります。
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③火を着けよう
一番下に置いた着火剤に火をつけましょう。着火剤を使えば焦らなくても火は燃え上がっていきます。
④火を管理しよう
火が大きくなったタイミングで、広葉樹の薪を追加すればゆっくり長い時間燃えてくれます。
火が弱くなってきたタイミングで火吹き棒を使ったり、薪を追加すればOK。内部ではしっかり燃焼しているので、慌てず風を送ってあげれば簡単に復活します。
⑤あと片付けを忘れずに
焚き火を楽しんだら片付けまでしっかりやっていきましょう!
就寝の30分前くらいには火消しに取り掛かり、燃えた後の薪や炭の処理は、キャンプ場のルールに従って行いましょう。
火がついている場合
火が消えるのを待つか、火消し壺があればそのまま火消し壺に入れます。
火消しと考えると水をかけたくなるかもしれませんが、水をかけるのはNG!熱い水蒸気でヤケドの危険や焚き火台の変形に繋がってしまいます。
火が消えている場合
燃え尽きた灰の処理をしましょう。燃えていないように見えても、灰は火消し壺に入れて確実に火消ししましょう。
焚き火で気をつけたい注意点
最後に、焚き火をする際に気を付けなければいけないことについてお話しします。
直火は基本的に控える
キャンプ場によっては地面で直接焚き火をする直火がOKな場所もありますが、環境を守るマナーとして基本的には焚き火台を使うようにしましょう。
火の粉が飛び散る危険がある
薪を燃やすと大きな破裂音とともに火の粉が飛び散ります。大切なテントやキャンプ用品に穴が空いてしまう可能性があるので気を付けましょう。
また身につける服の素材を燃えにくい素材にしておくと安心して火の近くで作業することができます。
焚き火台は家で洗う
焚き火台の洗浄を禁止しているキャンプ場が多いことを、行く前に把握しておきましょう。
多くのキャンプ場で禁止しているため、どうしても汚れが気になる人は拭き取り用のペーパーなどを用意していくといいですよ!
焚き火は正しい知識と準備をすれば怖くない!
いかがでしたか?
必要な道具や方法の手順を見ていると意外に簡単そうだなと思った人もいるかもしれません。
実際、焚き火は慣れてしまえばとっても簡単!
こだわりの道具を揃えるのも楽しさの1つです。マナーを守って焚き火を楽しみましょう!
まくまく