まくまく(@makumaku_camp)です!
「キャンプに行ったとき、川の水がそのまま飲めたらいいのに」
そう思ったことはありませんか?
これは、キャンプだけでなく大きな災害が起きたときにも「飲み水をどう確保するか」という大きな課題にもつながります。
この記事では、Greeshow様よりご提供いただいた『電動携帯浄水器』を実際に使い、その特徴や、キャンプや防災の備えとしての活用法を詳しく紹介します。
「もしもの備え」を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
Greeshow GS-2811 電動携帯浄水器とは?特徴と使い方のポイント
Greeshow GS-2811は、アウトドアや防災用に設計された充電式の電動携帯浄水器です。キャンプなど自然の中で、川や湖などの水を安全に飲める水に変えることを想定して作られています。
Greeshow GS-2811のスペック・特徴
Greeshow GS-2811 携帯浄水器は、日本の家庭用浄水器でも採用される0.01μm(マイクロメートル)中空糸膜フィルターを搭載しています。ボタンひとつで、微粒子や赤錆、大腸菌、コレラ菌などの有害物質を99.9999%除去する高性能なフィルターです。
主なスペック・特徴は以下の通り。
- 5段階浄化プロセス(※公式ページ参照)により99.9999%の除去率
- フル充電で5時間連続使用、230L以上の浄水が可能
- 1分間で350〜700mlの浄化スピード
- 交換式フィルターで長期利用可能(500ml×2000本分)
- Type-C充電対応、ソーラーパネルと手回し発電機搭載
- モバイルバッテリーとしてスマホなどの充電が可能
GS-2811があれば、川の水や雨水など自然の水源を「飲める水」に変えることができます。水場が遠いキャンプサイトや、もしもの災害時の飲料水確保など、さまざまなシーンで活躍できる心強いギアです。
操作感・使いやすさのポイント
Greeshow GS-2811は「電動式」の携帯浄水器なので、ボタンひとつで自動的にろ過できるという非常にシンプルな使い方が魅力です。
手動ポンプ式でよくある「何度も押し続ける作業」が一切不要。ワンボタンで動作を開始し、あとは自動で水を送り込んでくれるのがポイントです。
特に良いと感じたポイントがこちら。
- 電動で浄水してくれるので労力がいらない
- 水の中に手を入れなくていいので衛生的
- ホースをセットすれば離れて待てる
- 子どもや高齢者でも簡単に扱える
キャンプ場で大量の水を汲むときにも、労力を大幅に削減できます。操作性の良さは、どんな人でも魅力に感じるポイントですよね。
どんな水をろ過できる?対応する水とフィルター性能
アウトドアや災害時に、「この水、本当に飲めるの?」と心配になってしまいますよね
ここでは、対応する水の種類や、フィルターの性能について詳しく紹介します。
アウトドアや非常時に使える自然の水源
Greeshowの浄水器がろ過できるのは、主に自然界にある淡水です。例えば以下のような水を安全に飲めるレベルに浄水できます。
- 沢や川の水
- 湖や池の水
- 雨水を溜めたもの
これらの自然水を飲める水に変えられることで、アウトドアや災害時の安心感がぐっと高まります。
高性能な0.01μm中空糸膜フィルターを搭載
GS-2811には、家庭用の高性能浄水器にも使われている「0.01μm(マイクロメートル)中空糸膜フィルター」を採用。微粒子や赤錆、大腸菌、コレラ菌などの有害物質を99.9999%除去できます。
見た目の濁りはもちろん、目に見えないレベルの細菌や不純物までしっかりキャッチ。安心して飲める水に浄水できます。
ただし、海水の塩分や化学物質、重金属などは除去できないため、工業排水や海水は対象外です。あくまで「自然の淡水を飲用レベルにする」という用途に特化しているのがポイントです。
Greeshow GS-2811を実際に使って正直レビュー|泥水を浄水して検証
災害時を想定したリアルな条件で試したくて、今回は自作した泥水で本格的に検証してみました。
事前準備|災害を想定した泥水をつくる
まずは検証するための準備として泥水を用意します。災害時の濁流をイメージして泥水をつくっていきます。
土や石を水に混ぜてしっかり茶色く濁らせました。匂いも土の生っぽい独特な泥水の匂いがします。こちらが完成した泥水。
透明さは全くなく、まさに「災害などの非常時にありそうな水源」をイメージした仕上がりです。
次は本体を準備していきます。こちらが必要なパーツ。
左から浄水器本体、浄水を排出するホース(透明)、給水ホース(黒)と外付けアダプタです。透明ホースからつけていきます
本体上部に取り付けますが、少し力がいるのでグッと押し込みます。次に黒いホース。
こちらもサイズがぴったりなので少し付けにくいですがグッと押し込みます。完成するとこんな感じです。
それでは、実際に泥水が浄水できるのか検証していきます。
検証|泥水を浄水してみる
それでは、実際に泥水が飲める水になるのか検証していきます。
こんな感じで泥水を浄水したあと、500mlのペットボトルに水を出していきます。外付けフィルターを泥水の中へイン。
正直、キレイなフィルターを泥水の中につっ込むとき、「新品の靴で出かける時に絶対汚したくない気持ち」になってしまった。
まくまく
でも、入れてしまえばなんてことはない。そして浄水スタート。
グングンと水を吸い上げ、数秒後にはペットボトルにきれいな水が出てきました。すごい。
45秒で500mlが満タンになりました。あっという間でした。これは実用性もバッチリですね。検証前後の水がこんな感じ。
あの茶色い泥水が見違えるように透明になっててすごい。違いがハッキリわかります。
外付けフィルターも相当汚れていました。しっかり仕事をしてくれたので、後からしっかり洗浄しなければ。
結果|見た目や味のレビュー
ここからが重要。浄水した後の水がどうなっているのかチェックしていきます。チェックするのは以下。
- 見た目(透明度)
- ニオイ・味
まくまく
まずは見た目(透明度)から見ていきましょう。いや、薄々感じてはいたのですが、、
うーん、若干濁ってる!なんなら少し置いておいたら、細かい砂も下に溜まってきてしまいました。
そしてニオイ・味ですが、泥臭い!一応、口に含んでみたものの、すぐに吐き出しちゃいました。(汚くてすみません!)
まくまく
再検証|飲める水を目指して繰り返し浄水する
先ほどの検証では見た目の透明度は大きく改善したものの、土臭さが強く残っていて正直そのまま飲むには厳しい結果でした。
そこで次は、この水を繰り返し浄水して「何回浄水すれば飲める水になるのか」を検証します。
まくまく
手順は同じなので割愛しますが、先ほどの水を2回目、3回目と浄水した結果がこちらです。
(光の加減で分かりにくいですが)1回目から2回目の浄水でさらに透明度が上がりました。これはパッと見でわかるくらいに透明度が違いました。そして、2回目3回目と浄水を重ねるごとに、色の透明度はさらにクリアになりました。
特にニオイは1回目ではかなり気になった土の香りが、2回目でだいぶ弱まり、3回目で「個人差はあるが、飲めるレベル」まで改善しました。
検証して分かったこと
この検証を通して、泥が濃い水は1回の浄水では十分とは言えないものの、回数を重ねることで実用的な飲み水に近づけられると実感しました。
まくまく
逆に、川や沢など比較的キレイな自然水であれば、1回でも十分に飲めるレベルになるはずです。
いずれにしても、あの泥水が飲めるようになったということで、十分な性能を発揮してくれた結果になりました。
電動携帯浄水器のメリットと手動式との違い
Greeshow GS-2811の大きな強みは「電動式」であること。ここでは手動式の携帯浄水器との違いを踏まえつつ、そのメリットを紹介します。
ポンピング不要でラクに浄水
手動式の浄水器はポンプを何十回も押し続ける必要があり、特に大量の水を確保したいときは大きな負担になります。
一方、Greeshow GS-2811はボタンを押すだけで電動ポンプが自動で水を吸い上げてくれます。手動の「疲れる・時間がかかる」という弱点を完全にカバーしています。
使っていて良いと感じたポイントは、
- 力を使わないので誰でも扱える
- 大量の水をラクに素早く確保できる
- 夜間や寒い時期でも負担が少ない
キャンプや防災の備えとして「水をどれだけラクに確保できるか」は大事なポイント。電動式はそのストレスを大幅に減らしてくれると感じました。
モバイルバッテリー代わりになる多機能性
Greeshowの浄水器は、3000mAhのリチウム電池を搭載しているので、モバイルバッテリー代わりにスマホなどを充電することもできます。
キャンプや災害時は「電源を確保する」ことも大事な課題。いざという時にスマホの電池切れを減らせるのは、電動式ならではの大きな魅力です。
単に水をろ過するだけでなく、「電源」というライフラインにもなる。これは手動式にはない、GS-2811ならではのメリットだと感じました。
メンテナンスは簡単?フィルター交換と頻度
携帯浄水器を選ぶときに気になるのが「メンテナンスの手間」とフィルター交換による「コスト」です。Greeshow GS-2811は電動式で高性能な分、フィルター交換などのメンテナンスも押さえておきたいポイントです。
メンテナンスは慣れればカンタン
メンテナンスは外付けフィルターから水が出るように接続することで、汚れを排出します。
慣れてしまえばそこまで手間にならないので、安心して使うためにも洗浄と乾燥をしっかりさせて清潔に管理しましょう。
フィルターの交換頻度と入手方法
フィルターの交換タイミングの目安は、使用開始から6ヶ月経過するか、1000L浄水した場合に交換が推奨されています。
フィルターは簡単に取り外し・交換が可能なので、安心して使うためにも定期的な交換をした方が良さそうですね。
外付け+内蔵フィルタの2種類セットです。長期運用を考えるなら、予備を1セット用意しておくと便利です。
Greeshow GS-2811はどんなシーンにおすすめ?
ここでは、Greeshow GS-2811がどんなシーンやどんな人におすすめなのかを紹介します。
大人数でのグループキャンプに
キャンプでは料理やコーヒーなど、飲み水はとても大切です。人数が増えるほど必要な量も増え、持ち運ぶだけでも大きな荷物になります。
川や湖が近くにあれば水をろ過して使えますが、そうした水源がないキャンプ場も少なくありません。そんな時に頼りになるのが炊事場の水道です。
ただ、炊事場は川や井戸水をそのまま引いて「飲用不可」とされることも多いですが、この浄水器があれば、その場でろ過して飲み水を確保できます。
まくまく
防災備蓄や非常時の備えに
災害時の断水で「飲み水をどう確保するか」は大きな課題ですが、この浄水器があればその場で安全な飲み水を用意できます。
また、LEDライトやスマホ充電など多機能で、ソーラー発電や手回し発電対応も心強いポイント。ソーラー発電や手回し発電が搭載されている商品は意外と持っていないので、防災リュックや備蓄品リストに加えておきたいアイテムだと感じました。
Greeshow GS-2811のデメリット・注意点
ここではGreeshow GS-2811 電動携帯浄水器を使ううえで注意しておきたいデメリット・注意点をまとめます。
充電切れのリスク
最大の注意点は電動式ゆえの「充電切れリスク」です。フル充電で5時間230L分ろ過できる性能は魅力ですが、久々に使ってみたら電池が残り少なかったなんてことはあるかもしれません。
「電池残量を気にせず使える」という点では手動式に軍配が上がりますが、電動式のラクさとのトレードオフだと理解しておくと良いでしょう。
まくまく
フィルター交換のタイミング
GS-2811は、使用開始から6ヶ月経過するか、1000L浄水した場合に交換が推奨されています。
しかし、製品に交換をお知らせする機能はないので注意が必要。相当ヘビーに使う人でない限りは、半年を目安に交換をしましょう。
Greeshow GS-2811 電動携帯浄水器で飲み水の心配を手放そう
Greeshow GS-2811 電動携帯浄水器を使い、災害を想定した泥水で実際に検証を行いました。濁りがしっかり取り除かれ、ニオイや味も大幅に軽減できることが確認できました。
非常時でも安全な飲み水を確保できるのは、キャンプや防災備蓄にとって大きな安心材料です。
もちろん、フィルター交換など注意点もありますが、それを差し引いても「持っておく価値がある」と感じました。






















